皆さん、こんにちは!ウエディング司会 八木恵美です。
先日、また一つ、心がじんわりと温かくなるような、素敵な結婚披露宴のお手伝いをさせていただきました。パーティーがお開きになった後も、その余韻が胸に残り続けるような、本当に美しい一日でした。
お二人との最初のお打ち合わせの時から、お二人が何度も口にされていた言葉があります。 それは、「とにかく、ゲストの皆さんに心から楽しんでほしいんです」という言葉でした。
主役であるお二人が、ご自身の事以上にゲストの皆様のことを想い、どうしたら感謝が伝わるか、どうしたらリラックスして過ごしてもらえるかを、一生懸命に考えていらっしゃいました。
その想いは、パーティーのあらゆる場面で、温かい形となって表れていました。
ゲスト一人ひとりへの手書きのメッセージカード。一つ一つお二人がお相手と会話をするように、書かれたことが伝わってくる、心のこもった言葉たち。
お料理や飲み物、プレゼンントも、「あの人はこれが好きだから」「みんなが喜んでくれるかな」と、ゲストの顔を思い浮かべながら選ばれました。
そして何より、お二人がパーティーの間、常にゲストの輪の中にいらっしゃったこと。メイン席から皆様を見守るのではなく、自ら歩み寄り、声をかけ、笑い合う。その姿が、会場全体を一つにし、まるで大きな家族の集まりのような、和やかな空気感を作り出していました。
「おめでとう!」の声に、お二人は満面の笑みで「ありがとう!」と返す。 そのシンプルな言葉のやり取りが、会場の至る所でキラキラと輝いて見えました。
新郎新婦の「楽しんでほしい」という願いが、ゲストの「おめでとう」という祝福の気持ちと見事に重なり合い、会場全体が優しさと幸福感に満たされたのです。
お二人が大切に育んでこられた、周りの方々への愛情。それが、世界で一番温かい空間を作り上げたのだと、司会者として隣で見守りながら、深く感じておりました。結婚式って本当に掛け替えのない素晴らしい時間。
この素晴らしい一日をご一緒させていただけたこと、そしてたくさんの幸せを分けていただけたこと、心から感謝しています。
司会 花コエ 八木恵美
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